Planning &
Laboratry
プランニング・研究部門

あそび場のトータルデザイン

遊びの総合プロデュース

おもちゃ総合研究所はサンヨープレジャーグループのシンクタンクとしてコンセプト作りから始まり、空間デザイン、販促や商品化などを企画するデザイン部門です。今ではグループ内にとどまらず、遊びの可能性を掘り下げ、これからの時代に求められる遊びのあり方をデザイン、プロデュースしています。

遊びの可能性を掘り下げるサンヨープレジャーグループのデザインシンクタンク。遊びの可能性を掘り下げるサンヨープレジャーグループのデザインシンクタンク。

活動内容としては、主に以下の事業を行っております。

  • グループ会社「おもちゃ王国」やおもちゃ王国フランチャイズへの施設内パビリオンや移動型イベント内の空間提案、その企画書や図面作成。
  • 行政や街づくり団体などから依頼を受けての、子ども向け施設の空間提案、その企画書や図面作成。
  • グループ会社「ヴィットハート」や「いろは堂」の商品企画に関するデザイン。
  • グループ会社「ヴィットハート」の商品販売促進のためのWEB作りやPRサポート。
  • 連携協力法人「NPO法人東京学芸大こども未来研究所」との研究開発。
  • グループ会社に関する、パース作成、図面作成、動画作成、ロゴデザイン、など様々なあり方を通して、グループ全体の使命と魅力を発信したいという想いで取り組んでいる、プランニング・研究部門
■ 地方自治体への既存施設リノベーションの提案パース
■ 遊具・空間提案パース例


おもちゃ王国FCへのパース事例


「シルバニアファミリー35thフェスタ」への造形物パース


某施設キッズエリアへの提案パース

STEM教育事業

この「STEM教育」事業では、ヴィットハート、おもちゃ総合研究所がそれぞれの立場や機能を活かして、連携協力法人である東京学芸大こども未来研究所と長年タッグを組みながら、中学生や小学生を対象としたSTEM教材*を共同で開発して参りました。
機構が作れるブロック玩具を、テキスト付きで「教育教材」として展開していた台湾のブロックメーカーGIgo(:Genius toy taiwan)社の革新的なコンセプト、:『おもちゃを教育的にし、教育を楽しくする』という思いに感銘を受け、ヴィットハートが2013年にGigoのブロックパーツの輸入を開始。東京学芸大こども未来研究所と協働して中学校技術・家庭科教材「TECH未来」という商品を開発し、日本向けに卸販売をスタートしました。同時に東京学芸大こども未来研究所運営で、教員向けの研究サイトもスタート。同研究所主催で、毎年TECH未来を活用した「活用力コンテスト」も開催するなど教育教材を通したコミュニティづくりにも力を入れています。
また、子供達が作った仕組みや機構を自ら制御できるようになるプログラミングパーツの販売も2017年にスタート。2020年から必修化されたプログラミング教育を視野に、小学生を対象としたプログラミング学習教材である「プログラミング未来」も開発しています。
なお、卸の展開は学校教育のみならず、塾などの学校外教育の現場にも拡大しており、GIgoのブロックパーツは現在、日本各地で使用されています。
※STEMとは、Science(科学)、 Technology(技術)、Engineering(工学)、Mathematics(数学)を略した言葉です。
  • 中学校技術・家庭科教材「TECH未来」
  • 小学生向けプログラミング学習教材「プログラミング未来」
そして、学校教育や学校外教育(塾)だけでなく、社会教育の現場でも、STEM教育事業を展開。おもちゃ王国、ヴィットハート、おもちゃ総合研究所が共同し、東京学芸大こども未来研究所と協力しながら、小学生を対象としたSTEM教育イベント:「STEM QUESTスタジアム」を開発してきました。STEM QUESTスタジアムは2017年にスタートし、現在も、おもちゃ王国運営の元、日本各地で巡回開催しています。
  • STEM QUESTスタジアムロゴ
  • STEM QUESTスタジアム風景
このように、「遊びは最高の学び」「玩具を通して子供たちの学びを楽しく深め、未来のものづくり日本を支える」というコンセプトのもと、日本における「確かなSTEM教育」を確立し、普及していくことを目的として、産学が協働。
「学校教育」「学校外教育(塾)」「地域教育(イベント)」など、様々な分野を横断して、今後も包括的に展開していきます。


教育のサイクル

「STEM QUESTスタジアム」は、「人類が発見した、謎の惑星の開発」という設定の元、ブロックで「動く仕組み」を作り、プログラミングでその仕組みを制御したりしながら、与えられたミッションの解決を目指す「STEM教育エンターテイメント」イベント。東京学芸大こども未来研究所が構築したメソッドに基づいてプログラム化しており、子供達が楽しくSTEMに触れられることを目指しているイベントです。

STEM QUESTスタジアム

教育イベント事業

サンヨープレジャーグループでは、「STEM教育事業」他にも、キャラクターコンテンツの教育事業に特化した「教育イベント事業」を、おもちゃ王国の園内にとどまらず、日本全国で出張イベントを実施しており、人気のキャラクターをモチーフにしたパッケージイベントなどの開発を強化しております。
おもちゃ総合研究所は、これらの出張イベントやパッケージイベントの空間提案、その企画書や図面作成などをおもちゃ王国と協力して行っています。
・しまじろうプレイパーク
・メルちゃんアイランド
・シルバニアファミリーわくわくフェスタ

しまじろうプレイパーク しまじろうといっしょに「できた!」「わかった!」を思い切り体験できる、遊び・学び空間。

しまじろうプレイパーク

メルちゃんアイランド メルちゃんの世界広がる、楽しい体験コーナーがいっぱい!

メルちゃんアイランド

シルバニアファミリーわくわくフェスタ シルバニアファミリーのなかまたちが暮らすシルバニア村に入り込んだ気分で遊べるコーナーがいっぱい!

シルバニアファミリーわくわくフェスタ

NPO法人東京学芸大こども未来研究所

NPO法人東京学芸大こども未来研究所は、国立大学法人東京学芸大学と株式会社おもちゃ王国が協働で設立した、全国でも数少ない教員養成系大学における産学共同研究のための組織としてスタートしました。
広く一般市民を対象として大学の「知」を地域に還元していくことで、子どもが健全に育つ環境の整備、学校内外の教育力の向上に寄与することを目的とし、教育に関わる「人」「こと」「コミュニケーション」を社会へ発信する活動を行っています。
東京学芸大学の教育に関する実績を社会における様々な教育関連現場のニーズに合わせてカスタマイズし提供することを主な業務としており、幼児教育関連事業やSTEM教育事業など、サンヨープレジャーグループと様々に関わり合いながら、活動しています。 東京学芸大こども未来研究所